施設内看取りや在宅看取り推進に向けた高齢者意思聴取り調査方法及びその表現・共有方法に関する基礎的研究

岩手県立大学総合政策学部倉原宗孝教授との共同研究(三菱財団助成事業)

概要

 

超高齢化社会にあって終末医療費削減等の必要性に迫られている我が国において、自宅や施設での看取りを促進していくために、「あんな死に方を希望します」と多くの高齢者や家族に安心してもらえるような看取りの成功事例やQODの事例を増やしていくことは肝要である。

 この調査研究は、高齢者の人生の来し方および終末期における過ごし方や死の迎え方に関する希望や意思を聴取り調査するとともに、それら情報を整理・表現・共有するための手立て・方策を調査研究するものである。

 高齢者の思いをより汲み取ることができ、その人らしい人生の最期を守るために、どのような情報共有・表現手段が適しているかを調査・提案するものである。

 我々の調査研究は、質の高い現場に二度三度と赴き、高齢者や事業者の本音を引き出すところに調査の力点を置いた。旅費負担は重く、今回の助成なくしては実現し得ない調査であった。最後に御礼を申し上げたい。

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